Water bears

Water bears(水熊)って、なんだと思いますか?

それは地球上で最強の生命体である「クマムシ」の英語名です。
形が熊に似ているから、この名前が付いたそうです(笑)。

では、それは一体どんな動物なのでしょうか? 答えはこれ↓↓↓です。

20060621215331.jpg

熊というより、なんか怪獣みたい(笑)。

でも、とっても小さいんですよ。

体長は0.5~1mm程度。1対の眼点と脳を持ち。幼生期はなく、脱皮を繰り返しながら成長。雌雄異体ですが圧倒的に雌が多く、腸の背側に卵巣や精巣がある。 また口から胃、直腸からなる消化器系を持っています。

こんなに小さくても、ちゃんと眼、胃、口、脳、チンチンまであるとは驚き(笑)。

先端についた鉤爪のついた4対8本の脚をもち、その植物などに引っかけながらゆっくり歩くことから別名、緩歩動物とも呼ばれています。

生息地は、極地から熱帯まで、淡水圏から海水圏まで、水深150メートルの海底から標高6600メートルのヒマラヤ山中までと全地球上の広範囲に分布しています。

現在、世界中で約350種、日本でも約30種程度の種類が確認されています。

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では、このクマムシのどこが最強なのでしょうか?

それは、「樽状」の「クリプトビオシス(乾眠)」の状態において、驚くべき耐性を示すのです。

樽状乾眠とは、体重の85%を占める水分を0.05%まで自ら放出し、トレハロースとグリセロールを体内で合成することで、タンパク質もDNAも壊さずに仮死状態となることをいいます。

この状態に水が加えられると、トレハロースを分解して栄養にして、蘇生することができます。例えば、ある博物館で、乾燥状態の苔の標本の中にいたクマムシの乾眠個体が、120年後に水を与えられて蘇生したという記録があります。

また、過酷な環境でも生存できることが分かっています。

真空状態の中に入れてもほぼ蘇生できる。

151℃の高温から、ほぼ絶対零度の-272℃の極低温まで耐える。

微生物は 30MPaで増殖と代謝が止まり、300MPa でほとんどのバクテリアと多細胞生物が死ぬが、600MPa(6000気圧)の高圧でも クマムシは90% 以上で生存する。

高線量の紫外線、X線等の人間の致死線量(半数の人が致死)は500レントゲンに対し、57万レントゲンにも耐える。

これはもう不死身の体です。あのエイリアン以上ですね。

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でも、よくよく見ると可愛いやつです(笑)。なんかジュゴンに似てるな。
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