日本サッカー協会のシンボルマークはカラスです(笑)。

カラスといっても3本足の「八咫烏(やたがらす)」。神武天皇の東征を勝利を導いたということが日本書紀にあり、古来よりカラスは吉兆を示す鳥だったのです。
でも今は、残飯を食べ増えすぎた害鳥として忌み嫌われていますね。
イギリスでは、アーサー王の生まれ変わり伝説や17世紀以来、英王室とロンドンの守護神として、ロンドン塔にはワタリガラス(大ガラス)が常時5羽飼育されています。
意外と神聖な扱いを受けてます。
その理由は、やはりその賢さであると思います。
鳥類のなかでは最も知能が発達し、幼稚園児並みの知能を持ち、だいたいこんな感じになります。
人間>イルカ>チンパンジー>カラス>犬>猫>>>鶏お。。。。犬より賢いんですね(笑)。
鳴き声で意思の疎通をはかり、互いに協力したり、遊戯行動もとったりします。彼らの知能的行動には、このようなものがあります。
・九官鳥のように人間の言葉を真似して喋る。
・道路にクルミを置き、自動車に轢かせて殻を割って中身を食べる。
・鉄道のレールの上に石を置き遊ぶ。
・食べ物を100箇所以上の場所に隠し、その全てを覚えている。
・賞味期限に合わせて「貯食」したものを食べに戻る。
・電線にぶら下がって、ブランコ遊びをする。
・すべり台を頭からすべり落ちて遊ぶ。
・神社の賽銭箱から硬貨を盗み、近くのハトの餌自動販売機に入れて餌を得る。
・カレドニアのカラスは、木の枝を使って餌を取り出す。
・針金を曲げて釣り針のような道具を作り、それで餌を採る。
・空中でゴルフボールや小枝を落として奪い合うラグビーのような行動で仲間と遊ぶ。
ヤッズ★は、フェンスの上を楽しそうに、ケンケンしながら歩いて遊んでいるカラスを見たことがあります。
あの時は本当に驚きました。
カラスは、嗅覚は人間より劣るのですが、網膜の神経節細胞は人間の3.5倍あり、視覚で餌を探すそうです。ですから、透明ゴミ袋になってから、餌が取り易くなりカラスの数が急増したといわれています。
しかし、最近、カラスの捕食に非常に効果のある黄色ゴミ袋が開発され、どうもこのゴミ袋はカラスのある一部の視覚波長をカットする物質が混ぜ込んであり、ゴミ袋の中身を見れなくする機能があるそうです。
でも、値段が普通の倍するので、なかなか普及していませんが。
また習性として、「貯食」という食べ物を隠すことをしたり、「煙浴」という梅雨時の雨上がり時に、煙突に留まり煙を浴びる謎の行動をとります。好きな物は脂っこいものだそうです(笑)。
カラスの英語はCROWとだけ思っていたのですが、ハシボソガラス(crow)、ワタリガラス(raven)、ミヤマガラス(rook)とサイズによって言い方が違っていたんですね。
余談ですが、カラスの肉は鯨肉に近い味で意外と美味だそうです。東京都知事の石原慎太郎がカラス退治した肉を東京都の名物にしようと考えたこともあります。
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