あなたは、この現実世界をどのように考えますか?
現実世界は未来永劫続く時間の流れのなかに存在し、海、山といったさまざまな自然をかたちづくり、また、人、動物、植物、微生物などの生命を育み、人間が造った様々な人工物が存在しており、ミクロ的には素粒子、分子等からなり、マクロ的には惑星、恒星、銀河等からなる無限の宇宙まで広がる。
本当に想像を絶する物質量で充満した世界。普通一般的には、こう指していると思います。

でも、今、このように見ているこの現実世界を、実は、あなたは直接的に認識しているわけではないのです。
あなたの眼球から集めた視覚情報を、電気信号に変換して脳まで伝達し、そこで再生投影したリアルな超立体再生映像を見て認識しているに過ぎないのです。
つまり、センサーを使って間接的に外界を見ているんですね。
これは、まるで、キッチンにいながらインターホンのCAMで、玄関の来訪者を見て会話しているようなものです。
信じられなくても、盲点の実験をすれば、このことはすぐに腑に落ちます。
(盲点の実験)
・左側に「●」、6~10センチほど間を空け、右側に「+」を記入した紙を用意。
・右目を閉じ、用意した紙の「+」印を左目でみる。
・紙を30センチ手前から自分にだんだんと近づける。
・ある位置で「●」が見えなくなる。それが盲点です。

10m離れたときに、盲点の大きさは、なんと1m程にもなるのです。
では何故、●は消えて見えなくなったのでしょうか?
盲点は、眼球の神経線維が100万本も集まっている箇所で、そこだけ視細胞がありません。視細胞がないと、網膜のその位置に光が当たっても感知せず、視覚データが作成されないのです。このような視覚情報が一部欠落した状態では、脳内再生映像に空白箇所ができてしまいます。これではあまりに不自然なので、脳は周りの映像情報を取り込んでそれらしい映像をつくり、勝手に穴埋めしています。
これが●が消滅した理由です。
視覚(=脳内映像)って、意外と信じられないでしょ。
このような自分を中心としたリアルな超立体再生映像という意識空間が、それぞれの人の頭の中に存在します。人の数だけ意識空間があります。
そして、それぞれの意識空間は全く別物です。例えるなら、PCモニターが3台あり、そこに少し角度を変えて撮影した画像が表示されていると考えると分かり易いです。そこには全て同じような画像が映っていますが、それらの画像は全くの別物です。
オーラが見える、幽霊が見えるってのも、この脳内の再生映像が人それぞれ微妙に違うからこそ起きるんです。だから見えない人には見えない。見える人には見えるんです。
また、精神障害者が「蝶々が飛んでるw」って、幻影を見るのもこれと同じ理由。
でも、どうして人により見える領域が異なるんでしょうね?
では、ここでヤッズ★が考える現実世界のホログラフィック・モデルを下図で示します。

図中のシート状ものが、元型世界です。(本当にシート状になっているわけではないw)
ここには、ホログラフのように「部分にも全体が織り込まれた」状態で、全ての物事が溶け合って存在しています。超巨大な銀河から微細な分子までが、その大きさに関係なく同様に溶け合っているのです。だからこそ、微視的世界から超巨大な世界まで一貫した法則が貫かれているのですね。
元型世界を分かり易く言えば、「原因の世界」「データの世界」です。
図では便宜上、過去、現在、未来と別々のシートに分けてありますが、本当は、ホログラフィックを見る角度位置の違いで全く別の画像になるのと同様に、全ては1枚のシート上に干渉しあって存在しています。
過去、現在、未来もまた溶け合っていて、「時間が存在しない」状態。
ホログラフにレーザー光線を当てると、立体画像が浮かび上がってくるのと同じで、この元型世界に意識をアクセス(照射)すると、干渉が起こり、その人の意識空間中に3次元の現実世界が生成されます。
生成する3次元現実世界は、「結果の世界」「物質の世界」です。
例えば、ここに机があって、それをÅさんが移動すると、元型世界に反映(データ書き換え)され、Bさんの意識空間でもその位置情報を基に机の位置が変わります。つまり、元型世界を介して互いの意識空間に影響を与え合っているのです。
ネットワーク・ゲームをしたことがある人は、理解しやすいかも知れません。
原型世界がホストサーバーの中のデータ、そして、プレーヤーのモニターが個々の意識空間に相当します。この電脳世界でプレーヤーは様々なイベントを体験していくのです。
ですから、この自分の意識世界(=3次元現実世界)には、本当は自分1人しか存在していません。なぜなら、自分が脳内に見る世界は、その全てのものは自分の意識の干渉結果であり、後は全てデータから作られたものなのです。その意識空間内においては、まさにあなたは創造主なのです(笑)。
このことは、「瞑想などをして、自分の内面深く入っていくと、なぜか外界に出てきてしまう。全ては繋がっている。」という精神世界の先人たちの言葉で知られています。
これは、つまり、「心の奥底→意識照射している部分→意識空間→外界(=脳内再生映像)→あたなの現実」となってるからこそ、起きることなんです。
自分の内面を追求していくと外界になる。外界を追求していくと内面に出会う。
まるでクラインの壷です。(↓尿瓶じゃないよw)
クラインの壷:メビウスの輪の3次元版。3次元のチューブをひねり、表を辿ると裏に行き着く立体。ドイツの数学者フェリックス・クラインが考案。そして、現実世界がこの原型世界を介して生成しているからこそ、シンクロニティ、視覚化イメージングやアファメーション等による願望達成、様々な奇跡、.....など、説明つかない不思議な出来事がこの現実世界に起こるのです。
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コメント
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2010/05/04 15:39 編集返信-
2014/02/24 21:41 編集返信