脳ってホントは
「受信機」だったのです!
それは以下の実験から分かりました。
サンフランシスコのマウント・ザイオン病院の神経生理学者、ベンジャミン・リベットとバートラム・ファインスティンのふたりが発見した脳に関する事実は大変興味深いものでした。
実験は、皮膚への触覚刺激が電気信号として脳に到達するまでの時間を測定し、何か触ったと意識した時にボタンを押して貰うこととした。
そして、実験結果は、、、、、、、
触覚刺激 →(0.0001秒)→ 脳 →(0.1秒)→ ボタン押し →(0.4秒後)→ 認識と出たのです。
あれーっ、
意識が認識するよりもボタン押しの方が早いじゃん!
そうです。ボタン押し作業は無意識で行われたのです。刺激を受けてから約0.5秒後まで、意識は刺激を受けたこともボタンを押したことも認識していなかったのです。また、ボタン押しを意識的に決断する前に、すでに無意識が決断したことにも被験者は気づいていないのです。
つまり、意識は
後追いで認識し、自分の行動を意識的にコントロール出来ていなかったにもかかわらず、あたかも自分の判断で作業が行なわれていたと脳は勝手に幻想を作り上げていたのです(爆)。
さらにその後の研究で、人が指を動かそうとする場合、動かそうと「決めた」1.5秒前には、すでにその動きを行うのに必要な電気信号が脳から出始めていることまで分かった。
人の行動決定の主役は、実は意識ではなく
無意識だったのです。
ハントの研究は、さらに驚くことを発見しています。それは、人を取り巻く気場の方が、脳よりも早く刺激に対して反応しているという事実です。このことは名著「サブリミナル・マインド」で有名なカルフォルア工科大の下條信輔さんも主張し研究しています。
「脳は身体の各部分に
指令を出していますが、脳が自発的に出すパルスは1つもありません。すべて外部からの刺激に反応しているだけなのです。だから、自由意志というのは幻想なのです。」と彼は言います。
これらの事実から、「脳に心ははなく、後追いで脳に投影してるだけ。」といえそうです。
脳はよく出来たコンピュータまたは心の受信機に過ぎないのです。
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