トランサーフィン

ヒロリンさんからの冬休みの課題図書かつ超お勧めの新刊本、『振り子の法則~リアリティ・トランサーフィン~幸福の波/不幸の波の選択』を書店で買い求め、読んでみました。

著者は、ロシアの元物理学者兼小説家の肩書きをもつヴァジム・ゼランド氏です。

この本は、スピ系願望実現でよくいわれている「与えたものが与えられる」「思考は現実化する」「鏡の法則」等お馴染の法則(?)が物理法則をツールに説明されています。数式等は一切無りませんが、最初の数十頁は理解に戸惑います(笑)。

最近、「ありがとう」「感謝します」「ツイてる」等のポディティブな言葉を唱えるとツキがくるということで唱えることが流行っていますが、「何故そうなるか?」というメカニズム的なことに触れた本は少なく、せいぜい「共鳴」程度の解説でお茶を濁しています。

ですから、これらの言葉を唱えると何故か分からないけど効果が有る、つまり「呪文レベル」に留まらざるを得ないことが、ヤッズ★にはとても不満でした。オカルトといわれてしまう原因です。

でも、この『リアリティ・トランサーフィン』は、そのシンプルな仮想理論モデルでこれらの法則を明確に説明できることから、まさに我が意を得たりという本なのです。

この本に透徹している思想は、

運命は、あなたが変えることはできないが、

選ぶことはできる。


はぁ?なにやら、禅問答のような内容ですね。
あるいは、占いが外れた時の占い師の言い訳みたいです(笑)。

著者はいいます。

既に起きてしまった現実を変えることは誰にもできません。また、その延長線上にある未来も変えることもできないのです。ですから、現実を変えようとする努力は無駄以外なにものでもないのです。


でも、ある条件をクリアすることで運命の選択は可能です。しかも選べる運命は、数パターンしかないのではなく無限のパターンがあり、その中から<あなた>が好きな運命を選択ができるのです。文字通り、運命はあなたの掌中にあるというわけです。


その運命選択することが『トランサーフィン』なのです(笑)。

global-surfing.jpg
(サーフィンのライン取りと同じようなものでしょうか?)

このことは、次の例え話で語られていました。

今、あなたの目の前に展開された状況(=現実)とは、美術館のある部屋にいる状況に似ています。そこには好きでない絵が展示されているかもしれない。しかし、いくら気に入らないからといって絵を取り外すことはできない相談です。あなたができることはただひとつ。その部屋を出て好きな絵が展示されている部屋に移ることです。

この運命の『選択』ということについては、ニール・ドナルド・ウォルシュ著『神との対話』でも語られています。

『神との対話』では、「人生とはゲームソフトのCD-ROMみたいなもので、全ての結末は既に決まっており、後はあなたがどの結末を選択するかというマルチ・エンディング・ゲームのようなものである。」と語っています。ご存知のようにCD-ROM内には、既に異なる結末が既に記録されていますよね。人生がマルチ・エンディングであるとは、即ちどこかにパワレル・ワールドが存在するということを意味します。

著者はこのパラレル・ワールドは、現実化されていない状態で『パリアントの空間』に内在化していると提唱しています。

このパラレル・ワールドに移動する。逆の言い方をすれば、パラレル・ワールドを現世に顕現させ人生ラインを軌道変更することが『トランサーフィン』なのでしょう。

ただ、『トランサーフィン』は現実世界を表現するの1つの仮想理論モデルにしか過ぎません。陽子、中性子、電子から構成される原子モデルも実は理論モデルであるのと同じです。モデルの真偽の証明する等の不毛な論議は置いておいて、このモデルから導かれた内容が、実生活で有効であればそれで良いというスタンスで本書は書かれています。

著者によると、『トランサーフィン』からは「衝撃的とも言える結果が得られる」そうです(笑)。

a_atom.gif
(原子モデル、でも実際の姿は???)

この『トランサーフィン』を説明するキーワードとして、『バリアントの空間』、『過剰ポテンシャル』、『振り子(想念エネルギー情報体)』、『平衡力』、『人生ライン』、『依存関係』、『サイン』、『幸福の波』...等がありますが、ここでは、基本の基本、『バリアントの空間』と『平衡力』について書きます。


■バリアントの空間
バリアント(異なる、種々の、同異の)の空間とは、今、目の前に顕現しているこの現実と少しずつ異なる状態のパラレル・ワールドが無限数に内在化された場(=情報フィールド)のことです。ここでは過去、現在、未来までもが内在化されており、私たちはその中から映画の1コマ1コマのように線状に現実を選択していることになります。

全ての人、全ての生物が同じようにこの「バリアントの空間」から、それぞれの現実世界を生成し、多層的に重ね合わせた状態の世界がこの現実世界というわけです。蟲なら蟲が意識する世界がこの現実世界に反映され顕現しているというのです(笑)。また、ここにアクセスできるのは、潜在意識(=魂)だけだそうです。

20061231122727.jpg

バリアントの空間は、仏教でいうところの『空(くう)』の概念に近いですね。
また、ヤッズ★がいう『元型世界』とも似ています(笑)。
また、バリアントの空間から見た現実世界は虚像に過ぎないという点でも合致しています。

人間等の生物の細胞も制限はありますが、バリアント的な所作をします。あるときは眼、皮膚、内臓、爪、歯、髭、神経・・・・でも、その根源となる元は1つの原細胞です。全てこの原細胞のバリエーションなのです。

このバリアント空間を説明するのに、分かり易い例え話がありました。

水が入った透明なパイプの外側に急冷凍可能なリングで覆うと、リングの移動に合わせてパイプ内にできた氷が移動していく様子が見られます。

しかしこの場合、氷が移動しているのではなくパイプ外周部の水分子が「液体→固体→液体」と相変化しているだけで水分子の位置はまったく変化していません。見かけ上、氷が動いているように見えるだけなのです。また、真空中では素粒子が生成、消滅することが知られています。これらのことから考えて、現界の物質移動は、急速冷凍リングによる氷の移動のように虚像ではないかという斬新な見方を提示しています。

この例では、パイプの中の水が「バリアントの空間」を表しています。


■平衡力
このバリアントの空間では、『ルシャトリエ・ブラウンの原理(別名:平衡移動の原理)』、つまり「均衡状態にあるものに、外部から作用(温度、圧力、濃度等)を変化を加えた時、その変化を相殺する方向へ均衡は移動する。」が働くと述べられています。

簡単にいうと、「押せば引っ込む(望めば遠ざかる)」です(笑)。

夢想家は、行き過ぎた想念エネルギーという過剰ポテンシャルを作り出しますが、バリアントの空間にバランスを取り戻すためにそれを打ち消す動きが起きます。

これが『平衡力』です。

そして、そのロマンティストには、夢想を打ち消さざるを得ないような過酷な現実に遭遇することになるのです。つまり、過剰ポテンシャルと真反対の出来事が自動的にマッチングされて、過剰ポテンシャルが中和均衡するのです。

(その他の例)
 ◎飲酒と暴力を憎む女性 →アル中、乱暴者を自分の伴侶として選ぶ
 ◎子供をよく躾られたお利口さんに育てる →不良グループと付き合うようになる
 ◎ある人、物を愛でる →愛でる対象を遠くへ引き離す

この対策としては、客人のように接する。(平等で平行な関係は過剰ポテンシャルを発生させない)とか、依存関係をつくらない。(執着しない、手放す)とか、自己重要性を無くすとかいろいろあります。

このトランサーフィン・モデルで巷で言われているジンクス等のスピ系法則の全ての説明ができます。ロシアというニューエイジとは無縁そうなところで、同じようなスピ系法則が書かれている点は本当に驚きです。

あとヤッズ★にとって眼から鱗だった内容は、「現実」は点(ドット)ではなく、原因-結果-・・・・原因-結果という一連の線(ライン)で構成されていると説明されていたことです。現実を点(ドット)的に変えよう(=今いる現実に願望を創出実現させる)というのは、実は『望み』でしかなく『選択』ではないのです。いくらやっても無駄なのがよ~く分かりました(笑)。ライン変更が必要なのですね。

以上、なかなか読み応えのある好著でした。
ヤッズ★には『神との対話』を強力に補強する本という位置づけです。
ヒロリンさん、ありがとうございます。

「振り子の法則」リアリティ・トランサーフィン―幸運の波/不運の波の選択 「振り子の法則」リアリティ・トランサーフィン―幸運の波/不運の波の選択
ほおじろ えいいち、ヴァジム ゼランド 他 (2006/12)
徳間書店

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コメント

コメント(2)
さすが!
さすがヤッズ★さんですね。凄い記事だ。
私にはとてもここまで理路整然と説明できません。
ほら、さう女だからアウトプットは右脳的になっちゃうのよ。

この本の凄いところは、「なんとなく」という説明のつかないようなスピ系話をスパっと仮想とはいえ、理論モデルで説明しちゃってるところですよね。まさに「運命の取扱説明書」
私は振り子の話もさることながら、平衡力と重要性の話がなんだかとっても納得してしまいましたね。

1巻は理論モデルの説明付きでも「ほお~」って感じでしたから、あと5冊読んだらどーなるんでしょうね♪
早く続きが読みたいですね。

ヒロリン

2007/01/04 19:46 URL 編集返信
ヒロリンさんへ
ヒロリン教官、早速のコメントありがとうございます。

>私にはとてもここまで理路整然と説明できません。

いやぁ、ほとんど書いてあることをただ転記しただけですが。。。。
2つの語句を説明するだけでこんなに長くなってしまった。
もう1つのキーワード「振り子」の説明までしたら、いったいどうなるか!

後は、この理論に従がって驚くべき効果を味わうだけですが(笑)、
別に今知ってる法則なので、知ったからといって効果に差はないかな。
ただ、願望実現には重要性を希薄にすることが非常に大切なこと
であることを知ったのは、今回の大収穫ですね。

これって実はクレンジングにも通じるんじゃないかと思います。
(また、別記事で書いてる最中です。)

>あと5冊読んだらどーなるんでしょうね♪

ほんとうにそう思います。1巻でこれだけの内容ですからね~。


ヤッズ★

2007/01/04 23:57 URL 編集返信
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