エプソム塩って知っていますか?
別に、精密機器のEPSONから発売されている塩ではないです(笑)
実は、これがなかなかのスグレモノなのです。
エプソム塩の名前の由来は、シェイクスピアの時代まで遡り、イングランドSurrey州の町エプソムが発祥の地とされているため、こう呼ばれています。
正式名は「硫酸マグネシウム七水和物(MgSO4・7H2O)」といって、海水や鉱泉に含まれる成分です。また、「にがり」の主成分【重量比で、塩化マグネシウム(MgCl2):5、硫酸マグネシウム(MgSO4):3、硫酸カルシウム(CaSO4):2】としても知られています。別名、瀉利(シャリ)塩、舎利塩

尚、純粋な硫酸マグネシウムは、空気中で自然発火して、キレイな緑色の炎を出して燃えてしまいます(笑)。
主な用途として下記のものがあります。
■緩下剤
かつては緩下剤として知られていましたが、今はあまり使われなくなった為、薬局に聞いても置いてなく、取り寄せになってしまいます。そういえば、洗腸時に使った「ミルマグ」の主成分は水酸化マグネシウムだったなぁ。きっとMgは下剤効果があるのでしょうね。
■ガーデニングソルト
Mg不足時の肥料として使用。土壌改良剤。切り花の新鮮さ保持、雑草の除去も可能。また、水耕栽培にも使用。
■バスソルト(入浴剤)
捻挫や打撲時の鎮静浴、足湯、リラックス浴の入浴剤として使用。筋肉を緩め、身体から毒素排出を支援し、数百の酵素の活性を規則正しくします。ハリウッドの某有名女優が過酷な映画の撮影で身体がボロボロになっても、このバスソルト浴することで撮影に最後まで耐えられたと語っていました。貝の砂出し時に、海水に浸すのと同じ現象でしょうか(爆)。ただし、20分以上浸かると逆に疲弊する場合があり、高血圧、糖尿病、心臓病の方は避けた方がいいそうです。また、湯で溶かして筋肉痛などの湿布として部分使用もできます。市販のオイル配合のバスソルトよりも安価ですし、好きなオイルを混ぜオリジナルな入浴剤とすることが出来ます。
■スクラブ(皮膚の老廃細胞剥離)
普通の塩(塩化ナトリウムNaCl)の結晶は正六面体(サイコロ型)ですが、この塩の結晶は丸いため、肌を傷めずスクラブに適しています。ただ、使った後は油分が除去されてしまい肌がカサツクので、ローションは欠かせません。 全身の塩マッサージをしてもよいです。
■髪の毛のボリュームアップ仕上げ
エプソム塩は、NaClよりも純粋な物質で浸透圧が高く油によく溶ける性質があり、このを利用して皮下脂肪・頭皮や髪の毛から余分な脂を除去します。
■豆腐を作るときの「にがり」の代用
海外赴任者が現地の豆腐が固くておいしくないとの理由で、豆腐を自作する場合の「にがり」(=凝固剤)の代用として利用されています。このことから、割れ目のある卵を沸騰中に割れないようすることも出来ますね。
■口内洗浄
エドガー・ケイシーお勧めの療法。
「毎日、歯に注意を向け、歯を大切にすることだ。塩と重曹を同量混ぜ、歯と歯茎を(指で)マッサージすること №3483-1」と歯と歯ぐきをマッサージすることをリーディングで薦めています。
「イプサブ歯磨き粉」は、歯茎のケア用にアメリカのネイティブインディアンが歯磨き用に愛用してきたプリックリーアッシュバーグ(天然ハーブ)とペパーミントオイルを加えて、口中の清涼感と使用感を高めています。使い方は、適量を歯ブラシや指にとり、歯と歯茎をマッサージ。120g 1,260 円(税込) その他の使用例として、1954年、アメリカの神経生理学者ジョン・C.リリィによって発明されたアイソレーション(隔離)タンクでは、外部のから遮断された音も光もないタンク内のエプソム塩水溶液の中に浸ります。
このように。欧米では広く使われており、アメリカの家庭では常備されるほどです。ですから、ドラッグストアでごく普通に売られており、非常に安価(500gで3ドル程)です。
このエプソム塩は、日本の普通の薬局でも売っているそうですが、ヤッズ★が行った大手ドラッグ・ストアには置いてありませんでした。また値段も日本薬局方品で0.5キログラム840円と、米国よりだいぶお高いようです。
(20㎏で8000円の業務用ならば、400円/Kgと米国並になります。)
実は、このエプソム塩を使った記事を2件ほど予定しています。
(エプソム塩の入手)
■クシロ薬局
(それにしても地味だ。。。。。もっとオサレなパッケージがいいなぁ)
スポンサーサイト
コメント