時間は伸び縮みするって聞いたことありませんか?
このことは、アインシュタインの「特殊相対性理論」で述べられているようですが、難しいことはわかりません(笑)。
まあ、時間が伸びようが縮もうが、実生活にはあまり関係のないの話なんで、どうでもいいやと思っていたんですが、実は身近なところでもう既に応用されていたんですね(驚き)。
それは、カーナビです。
これには、GPS(Global Positioning System 全地球測位システム)というのが組み込まれているんですが、これは地球上に29個のGPS衛星(米国軍事用)を飛ばし、そのうち4つの衛星から発信される軌道情報と時間情報を元に、三角測量(工事現場のオッチャンが小さな望遠鏡をよく覗いている、あれです。)の方法で、今いる位置を正確に割り出しているんです。
ただ、衛星は猛スピードで地球上を飛んでいるから、地上の時間をそのまま使うと、なんと24キロメートルも位置がズレてしまうそうです。
これでは全く使い物になりませんね(笑)。
そこで補正が必要になるんですが、超高速で移動している衛星は、ローレンツ収縮により地球上より時間の進み方が遅くなる(時間が伸びる)。
また、衛星は高高度を飛んでいるため、地球の重力の影響が地表よりもほんの僅か弱く、重力が弱いと光はより本来のスピードに近くなり、地上と比べて時間の流れ方は速くなる(時間が縮む)。
先の「特殊相対性理論」から差分を計算して、この遅くなる分と速くなる分を差引きすると、衛星は地表よりもほんの僅か時間が速くなるそうです。
この補正された時間を使うと、位置はかなり正確になります。
相対性理論を応用した技術製品が、民生レベルで世に出始めているなんて、ホント驚きです。ヤッズ★は、もっと未来のことと思っていたのですから。この理論自体、大正時代に発表されて今ではもう古典に属するんですが、研究室レベルではなく、こんなにも身近なものに応用されてるなんて想像もしてなかったです。
これからも続々出てきそうな感じです。
もう人類は一般人レベルでも、時間の相対的差異を考慮しなければならないレベルにに突入したんだな~あ(ちょっと感動)。
普通に生活していると、時間って絶対的なもののようなに感じてしまうんですが、本当は伸び縮みする相対的なものなんですね。もっというと、本当は虚構なのかもしれません。
光の速度で地球を出発し、Uターンしてまた再び地球に戻ってくると、出発する時のあなたが見られます。なんて話を聞くにつけ、そのように思わずにはおれません。
このことは、ニール・ドナルド・ウォルシュ著「神との対話」の中で、「現在のほかに時はない! 過去・未来は理性の想像の産物だ。時間・空間は虚構である。ただ人はそれを意識できないだけ。」と明確に述べているのですが、正直、ヤッズ★にはあまりピンと来なかったんです。でも、このGPSの話で思わず膝を叩いて納得してしまいました。
Put your hand on a hot stove for a minute, and it seems like an hour. Sit with a pretty girl for an hour, and it seems like a minute. That's relativity. 熱いストーブの上に一分間手をのせてみてください。まるで一時間ぐらいに感じられるでしょう。ところがかわいい女の子と一緒に一時間座っていると、一分間ぐらいにしか感じられない。それが相対性というものです。 Albert Einstein(アルバート・アインシュタイン:1879~1955)
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