第5の次元

■山羊の頭のsoup(ヒロリンさん)のブログを見ていたら、5次元世界が証明された(?)という記事があったので、気になっていろいろ調べてみました。


ハーバード大学の理論物理学者リサ・ランドール博士(43)は、アメリカの雑誌の特集で2006年のキーパーソンに選ばれ、「物理学会のニューヒロイン」として、今、注目を集めている女性です。

彼女は言います。
「我々の住む3次元世界を取り囲むように『5次元世界』が存在する」

では、彼女のいう「5次元世界」とは、いったいどんなものなのでしょうか?


■ 5次元理論
ある日、彼女は素粒子の衝突実験中に、実験空間から、突如、姿を消す素粒子を発見したのです。

「陽子を高速で衝突させると消滅する!」

その理論的解明に取り組んだ結果、私たちが住み、知覚しているこの3次元世界(時間を含めて4次元時空ともいう)が多層的に折り重なるように存在し、その間を重力子を介して情報のやり取りをしている「第5の次元」が存在するという結論に達しました。

つまり、「陽子は、この3次元世界から第5の次元に沿って、他の3次元世界に移動した」

そして、このことを1999年に論文発表したのです。

これまでにも、11次元で説明する「ひも理論」や「超ひも理論」等がありましたが、その次元の規模があまりに微小なため、観測検証が不可能とされていました。しかし、この「第5の次元」は直接観察することは出来ないのは同じなのですが、次元規模が無限大と大きい為、重力波を計測することで間接的に観測できることで、俄然、注目を浴びています。

実は、この「第5次元」の発想のきっかけとなったのは、百年前のロンドン市内の学校教師兼牧師エドウィン・A・アボットが書いた小説『多次元・平面国―ペチャンコ世界の住人たち』というところが面白いです(笑)。

素粒子の振る舞いは非常に不思議で、「量子トンネル効果」に代表されるように、エネルギー的に行けないところへも簡単に潜り抜けて行くことが出来ることが発見され、既に利用(PN接合)もされていますが、何故可能なのかということが、この理論から説明できるかもしれない。

詳しくは、邦訳されるという本を見ればよいのですが、なにぶん原作が去年出たばかりなので、日本語訳本の発刊は2,3年先になることでしょう。う~む、待ちきれないです。


■検証実験
来年2007年には、現在、スイスのジュネーブ郊外にCERN(欧州合同素粒子原子核研究機構)が建設中の「LHC=大型ハドロンコライダー」という世界最大規模の衝突型加速器(陽子と陽子を7兆電子ボルトまで加速衝突が可能!)を使って、ランドール博士の「5次元理論」を証明する実験が行われます。

物理学の世界では、この実験にかつてない関心が高まっており、もし実験が成功すれば、1905年、アインシュタインが特殊相対性理論を発表して以来の、「21世紀最大の発見」となることは間違いないでしょう。また、人類の世界観も大きく覆されることは必至です。


■ 5次元の痕跡
銀河系を構成する恒星の質量を総計しても、全恒星を銀河系に繋ぎ留めるだけの引力を発生させる質量に到底足りなく、このままでは遠心力によって、恒星は撒き散らされてしまうはずなのですが、均衡を保っていることから、なにか目に見えない(=光を発せず反射もしない)物質があるのではないかと考えられています。これを「ダークマター」と呼びます。

一般相対性理論では、小型ブラックホールという原始ブラックホールは、長い年月を経て既に蒸発してしまい、現在は存在しないとされていましたが、この小型ブラックホールが地球からどのくらいの距離にあるか計算したところ、最も近いものは冥王星の軌道内(太陽系内)に存在する可能性が十分あることが分かってきました。この小型ブラックホールが、銀河系ダークマターの約1%を占めるとすると、太陽系内には数千の小型ブラックホールが存在することになります。

mbhole1SS.jpg

そして、残り99%のダークマターは、依然、「第5次元」にあり、重力の影響だけを行使しているのではないかと考えられているのです。

また、この小型ブラックホールを使うことで、このような実験も出来ます。

例えば、水面の岩が波を遮る時、水面の岩は波の山と谷を強めたり打ち消して干渉縞をつくりますが、同様のことが、小型ブラックホールと電磁波にもいえるのです。

つまり、外宇宙から来る電磁波が小型ブラックホールのそばを通過する時に、その強大な重力により進路が曲げられる現象を「重力レンズ効果」といいますが、その電磁波の山と谷とで干渉縞ができます。さらに、その干渉縞の収縮現象が観察されれば、収縮の原因が「第5次元」にあると説明できるのです。

その観測する電磁波は、「ガンマ線バースト」で地球に到達するガンマ線が最適とされています。「ガンマ線バースト」は、宇宙の至る所で発生する大爆発が原因とされる、現在、観測されるなかで最も光度の明るい物理現象のことで、1960年代終わりにアメリカの核実験監視衛星 Vela によって発見されました。

しかし、ガンマ線は地球の厚い大気でほとんどが吸収されてしまう為、2007年8月に打ち上げが予定されているガンマ線広域宇宙望遠鏡が使用可能となるまでは、ガンマ線干渉縞を高精度に測定できません。もし、そこで干渉縞の収縮が観測されたら、「第5次元」の存在が明白となってしまうのです。

なんか、ワクワクしますね。

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コメント

コメント(6)
ほぅ~そうなんですか
こんばんは!へっぽこ記事にトラックバックありがとうございました。
さすがヤッズ★さん、なんかとっても格調高い記事ですね。

NHKのBSで「未来への提言」-理論物理学者 リサ・ランドール~異次元を語る~という番組があったそうなので、また放送してくれないかしら…。できれば地上波で(笑

ヒロリン

2006/09/27 20:09 URL 編集返信
ヒロリンさんへ
リサ・ランドール博士のことを知ることができ、感謝します。
願望実現系ばかり読んでると、現代科学情報に疎くなってしまいます。

>なんかとっても格調高い記事ですね。
いえいえ、常に下ネタに寄る傾向があるヤッズ★も、こと宇宙関係の場合は、話の持って行き場がありまん。他の記事がアレなもんですから、そのギャップが単に大きいだけですね(笑)。

「未来への提言」は、ヤッズ★も見たいので、是非地上波で再放送していただきたいところです。それと本も早く発刊してほすい。

ご訪問ありがとうございました。

ヤッズ★

2006/09/27 21:42 URL 編集返信
どうも~
ヤッズ★さん、こんばんは
幸せ天使です。

第5次元ですか~。11まであったり、もりけんさんの著書にある、
フォーカス○○という表現よりは、わかりやすい感じですね。

>「重力レンズ効果」といいますが、その電磁波の山と谷とで干渉縞が
>できます。さらに、その干渉縞の収縮現象が観察されれば、収縮の
>原因が「第5次元」にあると説明できるのです。

う~ん、このあたりは今ちょうど読んでいる、投影された宇宙(ホログラ
フィック・ユニヴァースへの招待)に近いものがありそうです。
本の内容が難しくて、よく理解できていないのですが(笑)

幸せ天使

2006/09/28 23:26 URL 編集返信
幸せ天使さんへ
ご訪問、感謝いたします!!

>もりけんさんの著書にある、フォーカス○○という表現よりは、わかりやすい感じですね。

この5次元が本当だったとしたら、霊界、アストラル界、エーテル界、フォーカス○○とどう折り合いをつけていこうか、今後の課題です。

>う~ん、このあたりは今ちょうど読んでいる、投影された宇宙(ホログラ
フィック・ユニヴァースへの招待)に近いものがありそうです。

幸せ天使さんも読まれていますか!

実はこの本は、ヤッズ★ブログのネタ本にもなってます(笑)。
記事のいくつかは、この本に載っていた内容をネットで再調査しています。
例えば、「痙攣派」「聖ヤリアリウスの血の奇跡」がそうです。

この手の話は眉唾ものが多いので、確認が欠かせませんね。
結果、タルボット氏の本は信頼できるし、非常に良書ですよ。

ヤッズ★

2006/09/28 23:56 URL 編集返信
勉強になります(* ^^)
フムフム・・・・成る程~~~とうなりながら、
何度も読ませて頂きました。

とても勉強になります☆'''

†kanon~

2006/10/02 02:47 URL 編集返信
†kanon~さんへ
ご訪問感謝いたします。

なにせ、少ない情報から作った記事ですから、
間違っている箇所もあると思います。

訳本または、再放映が待ち遠しいところです。

ヤッズ★

2006/10/02 18:57 URL 編集返信
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