空中浮遊

ヤッズ★が空中浮遊できるっていう話じゃないです(笑)。

「空中浮遊」は有名なところでは、インドやヒマラヤの行者、キリスト教の聖者、中国の「久米仙人」、日本の修験道の祖「役小角」や密教行者等がありますが、古今東西で発現している不思議な物理現象です。イエスが水の上を歩いたという聖書の記述も、これとまったく同じ現象ですね。

この空中浮遊で歴史上、最も有名なのは19世紀後半に活躍したスコットランド・エディンバラ生まれの米国人ダニエル・ダングラス・ホーム (Daniel Douglas Home 1833-1886)です。

ホーム1

彼は本当に高潔の紳士で、生涯を通し一切の報酬を受け取りませんでした。

また、要請のあったあらゆるテストに事前準備なしで応じ、また明るい照明のもとで各種現象を発現したのです。時には、時の権力者であるナポレオン3世、ドイツ皇帝、オランダ女王などの前でも実演することありました。そして何度も科学的に徹底的に検証されましたが、トリックなど一切見つからなかったのです。

では、ホームが発現した物理現象を列挙してみると、

   ・家全体を振動
   ・食堂テーブルの空中浮遊
   ・音、光、匂い、冷気の発生
   ・物体の瞬間移動
   ・物質化現象(不思議な手首)
   ・アコーディオンの無人演奏
   ・耐火現象
   ・身長長身化(+30センチ)
   ・ホーム自身の空中浮遊

なかでも彼の空中浮遊は、白昼堂々と何百人もの人々が見ている前で行われています。

彼はトランス状態に入り、地上85フィートのビル三階の窓から出て、しばらく空中で滞在し、また窓から戻ってくるという驚愕怒涛のものまでありました。そして、空中浮遊は百回以上も成功させているのです。

ホーム2

その場にいた全員が集団催眠にかけられ、単に幻を見せられただけだろうという人もいました。

そこで、この騒ぎに終止符を打つべく、こういった現象に非常に懐疑的なクルックス博士が調査依頼を受け、ホームの研究を開始したのです。クルックス博士は、タリウム元素の発見、クルックス放電管の発明などで既に世界的に有名な当時の第一級の科学者で、また英国学術協会会長などを歴任した人でこの調査には、まさに打ってつけの人物でした。

しかし、実験結果から、これら物理現象が全く否定しようのない事実だったと報告されたのです。


では、空中浮遊はどんな原理で浮かぶのでしょうか?

ヨガが教えるところでは、蓮華座のままジャンプする空中浮揚は二段階あるそうです。

第一段階の空中浮揚は、
尾てい骨には、ヘビのようにとぐろを巻いて休んでいると表現される「クンダリニー」という神秘エネルギーがあり、これが覚醒するとき、尾てい骨から頭頂に向かうスシュムナー管という気の通り道に非常な高熱が駆け上がって行くのです。その途上で「チャクラ」という7つある霊的中枢が順次開発されていきます。

普通、スシュムナー管にはさまざまな悪感情や欲望である「煩悩」という汚れが詰まっているので、クンダリニーがそれらの詰まりにぶつかった時、体が振動しピョンピョンと跳ね上がる。

次に第二段階の空中浮揚であるが、
クンダリニーの上昇後、「アナハタ・チャクラ」(胸)が充分開発された時、体内循環する気を自由にコントロールすることが出来るようになる。体内を駆け巡る気を上昇傾向にし「上昇→停止→下降」という空中浮揚が初めて可能となる。

しかし、これはまだ初歩段階に過ぎず、更に強化していけば、完璧な「空中浮揚」ができるようになるとのことです。今でもインド、チベットの山奥に、このような高度な空中浮揚ができる聖者が何人もいるといいます。

他に身近なところでは、大正から昭和の人で肥田式強健術の創始者・肥田春充。また最近ではヨガの成瀬雅春(今はやっていない)です。彼らもクンダリニーの覚醒を修行中に経験しているのです。

成瀬雅春

どうやら、空中浮遊には「クンダリニーの覚醒」が重要な鍵のようです。

最後に、あるインドのリシ(聖仙)の言葉を紹介します。

「人間は引力を支配する力がある。人間は地球の磁力(現代人のいわゆる引力)以上にヴァイブレーションを上げ(言い換えれば力を出し)て、引力効果を無に帰してしまうことができるものだ。引力が無効になれば人間の身体は上にあがり、空中に浮かぶことができる。したがって水の上でも、地上と同様に歩くことができる」(成瀬雅春・著『空中浮遊』より)
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コメント

コメント(2)
DDホームまでご存知ですか。しかし、肥田春充も10メートルの書を残したりしていますが、さすがにちょっとうさんくさいです。

けん

2010/09/19 14:40 URL 編集返信
けんさ~ん♪
コメントとありがとうございます!

>DDホームまでご存知ですか。しかし、肥田春充も10メートルの書を残したりしていますが、さすがにちょっとうさんくさいです。

この物質世界は自己の内面世界という「変換人型ゲシュタルト」からは、世界の不思議に見えることも全て合点がいってしまいます。

変換人型ゲシュタルトを知るには、下記のことを考えてみるといいかもしれません。

1)自己の存在する場
自己は3次元を認識出来るので3次元より高次に存在する。もし自己が3次元に存在すれば、埋没して外界は2次元(平面)に見える筈。これは平面世界(2次元)の住人が対象物を1次元落とし込んだ線(1次元)としてしか認識できないのと同じで、3次元認識できることは自己は4次元以上の存在である。

2)脳は受動的な反応しかしない
手に信号を受けたらボタンを押す実験では、ボタンを押す方が脳の認識よりも早いという結果が出ています。脳は自発的なシクナルを出す事が出来ない受信機に過ぎない。このことは自転車に乗る際に無意識的に乗りこなしているのと同じです。潜在意識が自己を操縦している。そして表層意識がそれを感知認識している。

3)網膜は平面なのに物が立体に見える
片目で外界を眺めても3Dに見えますが、その見ている眼の網膜は平面上にCCDのように並んだ光細胞が受光した像を脳内で再生していますが、2次元に劣化されて投影されたものが、何故か3次元にクォリティアップされて見えるのです。

4)左脳を脳卒中で損傷した人の話
脳学者ジル博士の話ですが、自己が世界と溶け合ってしまって、自分というものが無くなってしまうのだといいます。右脳が全的な外界情報を処理したものから抽出して、左脳が自己という視点から再定義してこのような見える世界にしていると考えられます。

これらのことから、実際に目の前に広がる世界は4次元的な世界なのかもしれませんね。ですから、信じられないようなトンデモな内容も有りなのかもしれませんよ。

ヤッズ★

2010/09/20 23:54 URL 編集返信
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